
注文住宅で吹抜けをつくることは洋風の家をデザインするように開放感が得られますが、同時にリスクマネジメントも心得ておきましょう。
玄関から吹抜けを設ける場合、空気の通り道はつくられた吹抜けの中を通っていくことが多いです。たとえば、夏の蒸し暑い空気や暖房による熱風は吹抜けを通り通路に沿うようにして奥、あるいは各部屋へと流れていきます。特に暖かい空気は上へ上へと上がっていくという性質ゆえに、空気の通り道になりやすい環境であることを知るべきです。
あるいは埃も同じように家の中に設けられた吹抜を通ります。住人が通る同線上に埃や空気の流れがあると言うことは、家の中の清掃管理には気をつけていなければ、良くない空気を吸いやすくなるということです。
もっとも注意しておきたいリスクマネジメントは火災になります。万が一火が出た時は吹抜けを火が通ることになりやすいからです。火の通り道として二階へと火が回りやすいかもしれないことを心得ておくほうが賢明です。また日本の四季の中では、夏は家の中の風通りがよく涼しくなりますが、冬は風が通りやすく夏とは逆で寒く感じることもデメリットになりやすいので要注意。暖房を使用する場合であれども、暖房費用がかさむという場合も起こり得るのです。光熱費を抑えたい場合では吹抜けは時に出費へとつながる恐れもあることをよく考えておきたいですね。
吹抜けを設けるような注文住宅であれば、洋風建築が多く日本の敷地面積では限られた面積に吹抜けをつくることになるので、周辺の面積は吹抜のある建物よりも狭くなる可能性も。また、空気という視覚的に見えないものも混在する可能性もありますが、目に見える家の中の様子も目立ちやすくなります。
和洋どちらの嗜好にしても吹抜けを作ると空気は通りやすいということです。もっとも住宅で危惧すべき火災について、もしも火災が起きた場合はというようにリスクマネジメントを想定しながら決めていきたいものです。
