
注文住宅で家を考える際に開放感とおしゃれ感というのを考えて吹き抜けを考える人も多いです。
この吹抜けというのは簡単に言えば複数階にまたがる連続した空間となります。吹抜けそして分かりやすく言ってしまうと例えばマンションのエントランスホールみたいのを想像してもらえると分かりやすいです。天井が高くなることになり、高さの開放感が得られるということになります。
当然一戸建てでもそういう作りをするということは簡単にできるようになっています。利点としては採光や風通しがあります。純粋に開放感があるということもそうなのですが光をいろいろなところから取り入れやすくなったりとか風通しも良くなります。特に採光は意外と悩ましい問題になったりするので、それを解決できるというのは有難い要素です。都市部ですと密集して家を作るということが多くなり、それによって暗くなりがちであり、吹抜けが採光問題の解決に役立つこともあるのです。
素敵な空間である、ということは何となく理解できるでしょうから、注文住宅のようなケースでもよく採用されるわけですが、当然ですがデメリットもあります。
まず、純粋に掃除がしにくい、ということがあります。そもそも天井部分をそんなに普通の家でも掃除をそうそう頻繁にやることではないですが、吹抜けは特に厳しいことになります。
そして、空調などの温度を維持したりすることに向いていないということがあります。吹抜けの部屋のところで過ごすときに最もわかりやすい形で起きるのが室温の問題となります。空調が全く効かないというわけではないのですがどうしても広く空間を取るということになりますし空調が思いっきり効きにくいというような状況になってしまうというのを覚悟しなければならない仕様となります。
雰囲気はよいですし、光は入れやすいということがあるのですが、温度調整に関してやや難があるということは理解しておいたほうがいでしょう。