
私は昨年から吹抜けがある注文住宅に引っ越しました。吹抜けとは、天井が高くて、階段や2階の壁が1階から見える構造のことです。吹抜けがある注文住宅に暮らしてみての感想は、まず一言で言えば「開放感がすごい!」です。吹抜けのおかげで、空間が広く感じられますし、光や風がたくさん入ってきます。例えば、朝起きると、窓から太陽の光が差し込んできて、気持ちがいいですし、夏には窓を開けると、涼しい風が吹き抜けてきて、暑さを和らげてくれます。また、家族やペットとのコミュニケーションもしやすくなりました。例えば、私がリビングでテレビを見ているときに、上の階から子供たちが「宿題手伝って!」と声をかけてくれます。それに答えて、「はいはい、今行くよ」と言って階段を上がります。このように、吹抜けがあると、家の中で声をかけ合ったり、顔を見たりすることができます。私は猫も飼っているのですが、猫も吹抜けを気に入っているようです。猫はよく高い位置から下の様子を眺めたりします。時々、「ニャー」と鳴いて私に気づかせてくれます。
しかし、吹抜けにはデメリットもあります。一つは、冬に寒いことです。吹抜けの部屋は暖かい空気が上に上がり、暖まりにくい印象を受けました。特に夜は寒さが厳しくなります。もう一つは、音が響くことです。吹抜けの構造は壁で仕切っていない事が多いので、階下で話している声やテレビの音が階上にも聞こえます。逆に、階上で歩いたり物を落としたりする音も階下に聞こえます。これはプライバシーの面でも不便です。例えば、私は夜遅くまで仕事をすることが多いのですが、パソコンのキーボードの音や電話の音が家族に聞こえてしまいます。家族は寝る前に「静かにして」と言ってきます。また、娘は友達と電話で話すことが多いのですが、その内容も私に聞こえてしまいます。吹抜けは開放感や明るさを楽しめる一方で、寒さや音の問題もあります。私は吹抜けのお家が好きですが、住む前にはよく考えてみる必要があると思います。