
自分の家を持ちたい、マイホームを買いたいと思っている人は沢山いると思います。 しかし、住宅というのはスーパーで物を買うようなわけにはいかず、あまりにも高価で手が出ず、ツイツイ尻込みして何時まで経っても賃貸暮らしに甘んじている方も多いでしょう。
確かに、東京や大阪のような大都会や首都圏、都会の周辺というのは不動産価格も高く、特に、我らのようなサラリーマンには安々とは手が出しにくい状態であることも確かです。 其れでも、筆者自身の経験からも「借金しても自分の家は持つべし」と考えているのです。
そんなことで先般、念願かなって小さいながらも自分の家を建てることが出来ました。 建てた地域は新宿からの小田急線の厚木市の町中にあって、其処は民間業者が数戸建てられるような小さな造成開発地で、土地付き注文住宅という条件でした。 土地の価格は周辺の環境などを見てみても決してベターなところではありませんでしたが、その分、世間相場より金額的にはかなりやすかったのです。
小さいながらも注文住宅を造る最大の楽しみは、何と言っても自分なりの家を如何様にでも作れるという点でしょう。 自分で有る程度考えながら、勿論、家族とも相談して間取りとか、家の向きや方向をどうするか、又、部屋の感じは洋間か和室か、更にはリビングやキッチンをどうしようかなどなど色々とキリがないほど希望や構想がでています。
其処で、我家の最大の世間と違うところはLDKを二階の部分に移したことです。 此の辺りは家々が密集しているところでもあり、どうしても陽当り、風通しがハッキリ言って悪いところなのです。 従って、其処で業者とも考えたのが二階に子供部屋を含めた生活の主体部分を上へ上げたのでした。 勿論、風呂場やトイレは一階ですけど(二階にもトイレは有り)
其れにもう一つの家つくりの特徴は准吹抜け構造にしたことです。 吹抜けは構造的には一長一短がありますが、生活するには非常に便利な構造になります。 准吹抜けというのは玄関フロアーや階段部分、其れに二階の部屋につながる廊下部分を吹抜けにしたことです。
吹抜けで利便性があるのは先ず、採光です。 二階部分の両側に採光用の窓をつけて陽当りの悪い一階部分のフロアーが非常に明るくなっていることです。 其れに吹抜けは一階部分と二階部分の各部屋、フロアーが一体感になっていることです。
しかし、弱点として冷暖房関係に弱点がありとされていますが、逆に夏場は二階部分に両窓がついているので空気の流れがスムースで特に夏場は涼しき感じることです。 又、寒い冬の間は確かにオープンスペースの吹抜け部分が寒くなるが、其処は天井部分にシーリングファンを取り付けることによって上部の熱気を下部へ循環させることによっていくらかでも寒さを和らげていることです。
その他にも吹抜け構造のメリットというのは色々とあるように感じています。
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