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我が家の新築物件は一番広いリビングの部屋でも8畳程度と家族3人暮らしにはちょっと狭い面積です。私が吹抜けをとりい入れなかった理由は、家族3人暮らし一軒家には必要がないと感じたからです。もともと女性は物や人に囲まれて暮らすことが好きです。部屋の中に手の届く位置に何もかもが揃うという暮らしは女性向き。子供の数が増えたとしても母子密着で暮らす方が安心できるのです。それに、女性、主婦が考えることといえば部屋の掃除の手間暇です。吹抜けを設けた時に料理や生活臭が混在するように感じてしまい嫌でした。タバコの匂い、家族の汗の匂い、ほこり、料理の匂いというように、家全体に臭いが筒抜けてしまうのは、リネン類や髪の毛、洋服への匂いの付着からも避けたいこと。

もう一点、吹抜けを採用していない理由があります。リビングから二階へとあがる階段から冷たい空気が降りてくるために、ブラインドを設置しました。ほんの小さな家ですが、冬場の暖房の空気が階段から逃げて二階へと上がってしまうという予想外のことがありました。冬の部屋が暖まりにくくなること、暖房費用もかさばるので吹抜けは効率的とは言えません。結局、吹抜けが無くてもリビングと階段が直結している部屋では、風通りができるため、その場所が吹き抜けのような役目になってしまうのです。

また照明においても広範囲を照らす照度と数が必要となります。大きく作りすぎてしまうと、節電において難しく、夏と冬の極端な気候にも適応することが難しそうです。

注文住宅で拭抜けのリビングを設けるならば、間仕切りのようなものも一緒につくる方がいいと思います。いざというときに空間を仕切るもののこと。この機能は日本家屋のふすま、しょうじでも用いられているものです。

せっかくの注文住宅、ライフスタイルに応じた設計を行うと思いますが、ライフスタイルに永続性があるのかどうか…。ということも念頭におきながらの判断が良いです。

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baba@kurosawakoumuten.co.jp